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データベースを学ぶために無料で入手できる「HSQLDB」を利用して学びます。
HSQLDBはJavaでできたオープンソースのリレーショナルデータベースです。
サイズが小さくインストールも簡単なため、手軽にデータベースを利用できます。
HSQLDBはJavaで出来ているため、まずJavaを自分のコンピュータにインストールしなければ動きません。
まずは最新版「JSE」をインストールしてみましょう。
ORACLEのトップページ「https://www.oracle.com/technetwork/jp/index.html」に移動して、「ダウンロード」に移動します。
ダウンロードを行うにはユーザー登録が必要です。
「Oracle.comのユーザー登録画面はこちら」をクリックして登録画面に進みます。
必要な項目を全て入力してOracleプロファイルの作成をしてください。
個人の場合、「会社名」には個人名、「勤務先電話番号」は自宅の電話番号を入力します。
「部署・役職名」には個人と入力しておけばよいです。
入力したアドレスに電子メールが届きますので、「電子メール・アドレス確認」をクリックします。
ではORACLEのトップページ「https://www.oracle.com/technetwork/jp/index.html」に移動してサインインしてみましょう。
サインインが終わりましたら、ソフトウェア・ダウンロードページの下部にある「製品カテゴリ:Java」をクリックします。
続いて「Java SE」をクリックします。
「Java SEダウンロード」ページに移動しますので、「最新版はこちら(USサイト)」のリンクをクリックします。
現在の最新バージョンは「Java SE 13.0.1」です。
右の「Oracle JDK DOWNLOAD」をクリックします。
「Java SE Development Kit 13ダウンロード」のページに移動します。
ページ下部にある「Java SE開発キット13.0.1」のリンクをクリックしてダウンロードします。
「Accept License Agreement 」にチェックを入れてライセンスに同意し、「jdk-13.0.1_windows-x64_bin.exe」をクリックしてexeファイルをダウンロードします。
今回使用しているPCはWindows10の64bitです。
ダウンロードが終わったら、ダウンロードされた「jdk-13.0.1_windows-x64_bin.exe」ファイルをダブルクリックします。
Windows10で「現在SmartScreenを使用できません」という警告が出た場合、インターネットに接続できているかを確認してみてください。
もしインターネットに接続できている場合は無視して実行しても大丈夫です。
Java SE Development Kit 13.0.1のインストール・ウィザードが起動します。
「次へ」をクリックして進んでください。
インストールフォルダを変更できます。
今回はそのままデフォルトの「C:\Program Files\Java\jdk-13.0.1\」にインストールします。
これでインストールが終わりました。
「閉じる」をクリックしてインストール・ウィザードを終了してください。
これで「C:\Program Files\Java\jdk-13.0.1\」に「bin」フォルダが出来ています。ここにPathを通しておきましょう。
JavaSDKはWindowsのDOS窓(ドスまど)で実行するコマンドラインツールになっています。
DOS窓とは、「コマンドプロンプト」のことです。
「スタートメニュー」の「プログラム」の「アクセサリ」の中にあります。
このDOS窓でプログラムを実行できるようにするためには、Windowsの環境設定が必要です。
このことを、パス(Path)を通すと言います。
コントロールパネルを起動し、「システムとセキュリティ」を開きます。
そのなかの「システム」を選択します。
画面左の「システムの詳細設定」を選択します。
環境変数に進みます。
「○○のユーザー環境設定」のリストの中からPathを選択して「編集」をクリックし、変数値に表示された文字列の末尾に、「C:\Program Files\Java\jdk-13.0.1\bin;」 と入力し、「OK」を押します。
無い場合は、「新規」を押し変数名を「Path」にします。
もし、複数Pathが記述されている場合は、つなぎ部分を「;(セミコロン)」で区切ってください。
なお、Programとfilesの間には半角スペースが入ります。
もし、全てのユーザーにJavaを使えるようにしたい場合は、「システム環境変数」にも同じようにPathを通しておいてください。
環境設定の設定が成功していれば、コマンドプロンプトで「javac」と打ちこんで「ENTER」を押せば、javacに関するオプションの説明が出てきます。
次に「HSQLDB」をインストールします。
「HSQLDB」のトップページ「http://hsqldb.org/」に移動します。
左側にある「Download latest version 2.5.0」のリンクをクリックします。
「Download Latest Version hsqldb-2.5.0.zip (8.1 MB)」をクリックしてダウンロードします。
このファイルはZIPで圧縮されていますのでファイルを展開して下さい。
展開して出来た「hsqldb-2.5.0」フォルダの中にある「hsqldb」フォルダをCドライブにコピーします。
そのフォルダの「lib」フォルダにある「hsqldb.jar」というファイルがHSQLDBの本体です。
HSQLDBサーバを起動するにはコマンドプロンプトを使用します。
まずはこの「C:\hsqldb\lib」フォルダに移動しやすいように環境変数を設定しておきましょう。
今回は変数名を「lib」、変数値を「cd C:\hsqldb\lib」にしました。
これを利用してコマンドプロンプト上で「C:\hsqldb\lib」フォルダ内に移動します。
この変数値を使うには「%lib%」と入力します。
次にHSQLDBサーバを起動します。
「java -cp hsqldb.jar org.hsqldb.Server -database xware」とコマンドを実行するとサーバが起動しますが、面倒なのでこれも変数に設定してしまいます。
今度はコマンドプロンプト上で変数値を設定してみましょう。
これには「setx」コマンドを使います。
変数名は「hsql」、変数値は「java -cp hsqldb.jar org.hsqldb.Server -database xware」にします。
コマンドプロンプトで「setx hsql "java -cp hsqldb.jar org.hsqldb.Server -database xware"」と入力してください。
これで環境変数に「hsql」が追加されるはずです。
念の為実際に確認してみました。
ではHSQLDBサーバを起動します。
変数値を追加した後は、コマンドプロンプトを起動しなおさなければ値が反映されません。
コマンドプロンプトを起動して「cd」コマンドで「C:\hsqldb\lib」フォルダ内に移動し、「java -cp hsqldb.jar org.hsqldb.Server -database xware」と実行してみます。
設定した環境変数が使用できれば、「%lib%」と「%hsql%」で移動と起動ができます。
この時、ファイアウォールでブロックしないようにしてください。
HSQLDBサーバが起動したので、今度はDatabaseManagerを起動します。
コマンドプロンプトをもう一つ起動します。(サーバが起動しているコマンドプロンプトはそのままで)
「C:\hsqldb\lib」フォルダ内に移動して、「java -cp hsqldb.jar org.hsqldb.util.DatabaseManager」とコマンドします。
これも、環境変数に追加しておくと楽です。
変数名を「DM」としました。
コマンドプロンプトで「setx DM "java -cp hsqldb.jar org.hsqldb.util.DatabaseManager"」と入力してください。
DatabaseManagerを起動します。
起動したDatabaseManagerで設定をします。
Type: の項目で、データベースのモードを選択します。
今回はサーバモードで行うので、「HSQL Database Engine Server」を選択します。
これでDatabaseManagerが起動できました。
HSQLDBサーバを終了するにはDatabaseManager の右上の欄に 「shutdown;」 と記述して実行します。
「DatabaseManager」は「File メニュー」-->「exit」で終了できます。
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