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前のセクションで作成した「Welcome.cpp」の内容を解説します。
内容確認 【Welcome.cpp】
#include <iostream> int main() { std::cout << "ようこそ!C++の世界へ!"; std::cout << std::endl; }
入力のときには次の点に注意してください。
;
)の有無に気をつけてください。 {}
、[]
、()
の違いに気をつけてください。 C++のソースコードのファイル名には、最後に「.cpp」がつきます。
これを拡張子といいます。
ファイル名は「<自分がつけた名前>.cpp」という名前になります。
ここではファイルに「Welcom.cpp」という名前を付けています。
ではプログラムの内容について説明をしていきます。
このプログラムは「ようこそ!C++の世界へ!」という文字を表示するプログラムです。
まず最初の”
#include
”という記述は、iostream
というファイルを取り込みますという命令です。これをヘッダファイルと呼びます。
C++の機能を使うために必要なので、プログラムの先頭に記述します。
次にmain関数
int main()
について解説します。int型は整数を扱うデータ型です。
C++のプログラムは
main()
から処理されます。main()
がすべての始まりです。main()
の後ろに{
があります。main()
は{
から、終わりの}
までを示しています。main()
が最後まで処理されると整数の「0」を返して終了しますので、main()
の先頭には「int型」を指定しています。最後に
std::cout
について説明します。std::cout
は標準出力と呼ばれています。「画面に表示しなさい」という命令になります。
std::cout
の後にリダイレクト記号<<
をつけて、その後にダブルコーテーション「""
」で出力したい文字を囲みます。同じくリダイレクトの後に「
std::endl
」がついています。これは「改行しなさい」という命令です。
このプログラムの
std::cout
文は、次のように一行でも書けます。std::cout << "ようこそ!C++の世界へ!" << std::endl;
どちらも正しいので好きな方を使ってください。
std::endl
の他には、「\n
」を使っても改行することが出来ます。
std::cout << "ようこそ!C++の世界へ!" << '\n': std::cout << "ようこそ!C++の世界へ!\n" ;
どちらの記述も改行されて出力されます。
気をつけることはリダイレクトを使う最初の記述では、「\n
」をシングルコーテーション「'
」で囲んでいますので注意が必要です。
プログラムの実行結果を確認します。
「ようこそ!C++の世界へ!」とコマンドプロンプトに表示されます。
~/Desktop/Programming/CPP $ cd "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/" && g++ Welcome.cpp -o Welcome && "/Users/**/Des ktop/Programming/CPP/"Welcome ようこそ!C++の世界へ!
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