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C++ | 05 | if

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if文を使用したプログラム
if文を使用したプログラム




C++のif文は、条件に基づいてプログラムの実行フローを制御するための制御構造です。
if文は、指定された条件が真(true)であるかどうかを評価し、その条件が真の場合には特定のブロック内のコードが実行されます。
条件が偽(false)である場合、if文のブロック内のコードはスキップされます。
さらに複数の条件をチェックする場合や、条件が多数の場合には、else if句を使用して複数の条件分岐を行うことができます。
if文を使用することで、プログラムの実行フローを条件に基づいて制御することができます。
条件が満たされるかどうかによって、特定のコードブロックを実行するかスキップするかを決定できます。

Visual Studio Codeで以下のcppファイルを作成して下さい。


新規作成 【IfTest1.cpp】

#include <iostream>

int main() {

	int a;
	a = 3;
	
	if ( a > 0) {

		std::cout << "a > 0" << std::endl;

	}
}



このサンプルプログラムでは「if文」とよれる構文を使用しています。
「もし〜なら〜」という条件判断ができます。

if ( 条件 ) { 実行文; }

ifのあとの括弧の中に条件が入ります。
このプログラムでの条件は(a > 0)です。
変数aが、0より大きければ、このif文の中に記述されている実行文が処理されます。
このプログラムでの実行文は「std::cout << "a > 0" << std::endl;」です。


変数 aには3が入っていて0より大きい値なので実行文が処理されます。
その結果、「a > 0」がターミナルに表示されます。


もし「a=3-5;」のように変数の値を書き換えれば条件に当てはまらず、何も実行されずにプログラムは終了します。


ではプログラムを実行してみましょう。
「a > 0」とターミナルに表示されます。

~/Desktop/Programming/CPP $ cd "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/" && g++ IfTest1.cpp -o IfTest1 && "/Users/**/Des
ktop/Programming/CPP/"IfTest1

a > 0



Visual Studio Codeで以下のcppファイルを作成して下さい。


新規作成 【IfTest2.cpp】

#include <iostream>

int main() {

	int a;
	a = 10;
	
	if ( a >= 0) {

		std::cout << "a >= 0" << std::endl;

	}
	else {

		std::cout << "a < 0" << std::endl;
	}

		
}



このプログラムでは「if-else文」とよれる構文を使用しています。
「もし〜なら〜、違うなら〜」という条件判断ができます。

if ( 条件 ) { 
     実行文; 
}
else {
    実行文;
}



最初に処理されるのはifの括弧の中の条件です。
この条件に当てはまらなければ、elseの中括弧{}の中の実行文が実行されます。


このプログラムでは変数 a の値は10なので、if文の中の実行文が実行されて「a >= 0」が表示されます。


そこでこのプログラムの変数 aの値を次のように変更するとどうなるでしょうか?

a = 10 - 12;

こうすると変数aの値は-2となるのでifの条件には当てはまらなくなります。
そのときはelseの実行文が実行されて「a < 0」と画面に表示されます。


ここでは不等号「>=」を使いました。
意味は〜以上です。


ではプログラムを実行してみましょう。
a >= 0」とターミナルに表示されます。

~/Desktop/Programming/CPP $ cd "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/" && g++ IfTest2.cpp -o IfTest2 && "/Users/**/Des
ktop/Programming/CPP/"IfTest2

a >= 0


Visual Studio Codeで以下のcppファイルを作成して下さい。


新規作成 【IfTest3.cpp】

#include <iostream>

int main() {

	int a;
	a = -1;
	
	if ( a > 0) {
		std::cout << "a > 0" << std::endl;
	}
	else if ( a == 0 ) {
		std::cout << "a = 0" << std::endl;
	}
	else if ( a < 0 ) {
		std::cout << "a < 0" << std::endl;
	}
		
}



このプログラムでは「if-else if文」とよれる構文を使用しています。
「もし〜なら〜、違うなら〜、それでも違うなら〜・・・」という条件判断ができます。

if ( 条件 ) { 
     実行文;
}
else if( 条件 ) {
    実行文;
}
else if( 条件 ) {
    実行文;
}
    ・
    ・
else {
    実行文;
}



else ifは何個でもつなげることができ、上から順に条件が処理されていきます。
条件に当てはまり次第その実行文が実行され、if文全体を抜けます。


else if文のどれにも当てはまらなければという意味で、else文を最後に組み合わせることもできます。


今回の変数 a は-1なので、画面には「a < 0」と表示されます。


ではプログラムを実行してみましょう。
a < 0」とターミナルに表示されます。

~/Desktop/Programming/CPP $ cd "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/" && g++ tempCodeRunnerFile.cpp -o tempCodeRunnerFile 
&& "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/"tempCodeRunnerFile

a < 0



Visual Studio Codeで以下のcppファイルを作成して下さい。


新規作成 【IfTest4.cpp】

#include <iostream>

int main() {

	int a, b, p, q;

	a = 10;
	b = 5;

	p = a / b;
	q = a - p * b;

	if ( q == 0 ) {
		std::cout << "割り切れました。" << std::endl;
	}
	else {
		std::cout << "余りは、" << q << " です。" << std::endl;
	}
}



変数 a と 変数 b の割り算をして割り切れるのか、もし割り切れなかったら余りを表示するプログラムです。


まず商を求めるために、p = a / bを計算しています。
もし余りがあっても無視されてp に格納されます。


変数、a, b, p, q はすべて整数型のint型です。
小数点以下は無視されます。


例えば変数aの値が12だったら実際は2.4なのですが、int型のため「.4」が無視され、変数pの値は2になります。


割り算して商pを求めた後に、q = a - p * bの式で余りを求めています。


このプログラムでは余りは0なので、画面に「割り切れました。」と表示されます。


もし変数a の値が12だったら「余りは、2です。」と画面に表示されます。 


ではプログラムを実行してみましょう。
「割り切れました。」とターミナルに表示されます。

~/Desktop/Programming/CPP $ cd "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/" && g++ tempCodeRunnerFile.cpp -o tempCodeRunnerFile 
&& "/Users/**/Desktop/Programming/CPP/"tempCodeRunnerFile

割り切れました。



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