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ここではテーブルを定義する手順を見ていきます。
前に説明した「insert」でのデータの挿入は、あらかじめ準備された空のテーブルにデータを入れる操作であって、insertでテーブルが出来るわけではありません。
これから見る操作は、空のテーブルというデータの入れ物を準備する操作です。引き続くinsert等でのデータの挿入によってテーブルは完成します。
テーブルの定義は、次の形式で行われます。
create table テーブル名 ( 項目名 データ・タイプ [ null | not null ], 項目名 データ・タイプ [ null | not null ] .....] );
nullやnot null といった引き数は、デフォルト値にnullを許すのか否かという指定です。
実際のテーブルの定義の例を見てみましょう。
create table booklist( book_number varchar(15) not null , title varchar(216) null , size varchar(20) null , price int null , code varchar(13) null , date varchar(30) null , ); create table publisher_code( book_number varchar(15) null , publisher_code int null ); create table publisher_data( code char(6) not null , last_name varchar(20) null , first_name varchar(20) null , telephone number varchar(20) null , post_core varchar(6) null , address varchar(100) null );
上のテーブルの定義中には、「varchar」「char」「int」という三つのデータタイプが使われています。
前二つは、文字型のデータタイプで、charは、固定長の文字型であり、varcharは、可変長の文字型です。
いずれの場合も、うしろに文字の長さを指定します。
可変長の場合は、使用する最大の文字長を指定します。
文字型のデータタイプには、このほかに「text」があります。
intは整数型で、このタイプには、他に「smallint」や「tinyint」があります。
以下に主なデータタイプを示します。
- char(n) 255バイトまでの固定長の文字列
- varchar(n) 255バイトまでの可変長の文字列
- text 2K 以上の文字列
- int 4 バイト符号付き整数
- smallint 2 バイト符号付き整数
- tinyint 1 バイト符号無し整数
- float 8 バイト浮動小数点
- money 8 バイト
- datetime 8 バイト
不用になったテーブルを削除する時には、drop table を用います。
drop table テーブル名;