<<前 [TOP] 次>>
Javaには「Java®Platform, Standard Edition & Java Development Kitバージョン13 API仕様」があり、使用できるパッケージの種類や使用方法を調べることが出来ます。
ここからはパッケージの使用方法をいろいろ紹介していきます。
プログラムの中にコメントで説明を入れています。
いくつか種類がありますので説明しておきます。
「/**」から「*/」までの間にコメントを記述します。
説明文には複数の分を記述することができます。
/** * * この間にコメントを記述します。 * 説明文には複数の分を記述することができます。 * */
「/*」から「*/」までの間にコメントを記述します。
説明文には複数の分を記述することができます。
/* この間にコメントを記述します。 説明文には複数の分を記述することができます。 */ /* この間にコメントを記述します。 */
「//」の後から改行までがコメントとなります。
// ここにコメントを記述します。
次ののサンプルプログラムを作成して見ましょう。
【AwtFrameTest.java】
import java.awt.*; public class AwtFrameTest { /** Frameのインスタンスをfで参照する */ private Frame f; /** * コンストラクタ。指定されたフレームタイトルでFrameを生成 * 引数 titleはフレームタイトル */ public AwtFrameTest(String title) { f = new Frame(title); } /** * フレームを指定されたタイトルに設定 * width 幅 * height 高さ */ public void mySetSize(int width, int height) { f.setSize(width, height); } /** main() */ public static void main(String[] args) { //コンストラクタに引数を指定 AwtFrameTest f1 = new AwtFrameTest("FrameTest1"); AwtFrameTest f2 = new AwtFrameTest("FrameTest2"); AwtFrameTest f3 = new AwtFrameTest("FrameTest3"); //サイズを指定してメソッドを呼び出し f1.mySetSize(100, 100); f2.mySetSize(200, 200); f3.mySetSize(300, 300); //位置を指定 f1.f.setLocation(0, 0); f2.f.setLocation(100, 100); f3.f.setLocation(200, 200); //フレームを表示 f1.f.setVisible(true); f2.f.setVisible(true); f3.f.setVisible(true); } }
まずインポート文で、「import java.awt.*;」としてawtの機能をすべて使えるようにしています。
mySetSizeメソッドでは、setSizeを呼び出してフレームのサイズを決めています。
[setSize]
java.awt クラスComponent
public void setSize(int width, int height) 幅がwidthで、高さがheightになるように、このコンポーネントのサイズを変更します。 このメソッドではレイアウトに関連する情報が変更されるため、コンポーネント階層が無効になります。 パラメータ: width - このコンポーネントの新しい幅(ピクセル単位) height - このコンポーネントの新しい高さ(ピクセル単位)
setLocationを呼び出し、コンポーネントの位置を指定しています。
[setLocation]
java.awt クラスComponent
public void setLocation(int x, int y) このコンポーネントを新しい位置に移動します。 新しい位置の左上隅はこのコンポーネントの親の座標空間内のxおよびyパラメータによって指定されます。 このメソッドではレイアウトに関連する情報が変更されるため、コンポーネント階層が無効になります。 パラメータ: x - 親の座標空間内の新しい位置の左上隅のx座標 y - 親の座標空間内の新しい位置の左上隅のy座標
setVisibleはフレームを表示するかどうかを指定します。
[setVisible]
java.awt クラスComponent
public void setVisible(boolean b) パラメータbの値に応じて、このコンポーネントを表示または非表示にします。 このメソッドではレイアウトに関連する情報が変更されるため、コンポーネント階層が無効になります。 パラメータ: b - trueの場合はこのコンポーネントを表示し、そうでない場合はこのコンポーネントを隠す
プログラムをコンパイルして実行結果を見てみましょう。
大きさと位置が異なるフレームが3つ表示されます。
フレーム上のクローズボタンは使用できません。
Ctrlキー+Cキーで強制終了してください。
↓↓クリックして頂けると励みになります。