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C++プログラミング入門その22 配列を使用したプログラム

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Visual Studioで新規プロジェクトを作り、以下のcppファイルを作成して下さい。


【Hairetsu1.cpp】

#include <iostream>

void main() {

	int hairetsu[10];

	for(int i=0; i<10; i++) {

		hairetsu[i] = i;
		
	}
	for(int j=0; j<10; j++) {

		std::cout << hairetsu[j] << std::endl;
	}

}



大きさ10の整数型配列を確保し、それぞれ0番目の要素から順に0,1,2・・・,9を代入した上で、それらをディスプレイに出力するプログラムです。


多数の同じ型を持つ値を格納しておける変数を配列と呼びます。
配列は変数なので、必ずブロックの先頭で宣言し、確保しなければなりません。
また、配列に格納できるのは同じ型の値であることも重要です。
配列を宣言するには次のように行います。

型 配列名[個数];

  • 例1    int rei[100];
  • 例2    char str[20];
  • 例3    float jissu[53];


    例1は、100個の整数を格納できる配列rei を宣言しています。
    例2は、20個の文字を格納できる配列strを宣言しています。
    例3は、53個の実数を格納できる配列jissuを宣言しています。


    次のようにいくつかの同じ型の配列を同時に宣言することもできます。

    int rei[100], seiseki[1000], num[50];
    



    宣言は、変数を格納する箱のようなものなので、宣言するだけでは中身が空の状態です。


    次の例を見てください。

    int rei[10];
    
    ・・・・
    rei[0] = 3;
    rei[5] = 10;
    



    配列の指定は、 配列[要素番号]で指定します。


    このとき注意するのは、10この大きさの配列を宣言したとき、要素の数は10個ですが、C言語では配列は必ず0番目から始まる規則になっていますので、要素番号は0番から9番までとなります。


    上の例では、0番目と5番目に数字を格納していますので、以下のようになります。

    [0][1][2][3][4][5][6][7][8][9]
    310


    次の例は、配列 rei のすべての要素に0を代入しています。

    int i, rei[10];
    
      ・・・・
    for(i=0; i<10; i++) {
    
        rei[i] = 0;
    }
    



    次の例は、文字型の配列 str の要素に ’a’から’z’までの文字を順に格納しています。

    char i, str[26];
    
      ・・・・
    for(i=0; i<26; i++) {
    
        str[i] = 'a' + i;
    }
    

    文字も数字として考えることができますので、'a'に1を足すと、'b'になります。


    サンプルプログラムをビルドしてデバッグしてみましょう。



    Visual Studioで新規プロジェクトを作り、以下のcppファイルを作成して下さい。


    【Hairetsu2.cpp】

    #include <iostream>
    
    void main() {
    
    	char name[11] = {'y', 'a', 'm', 'a', 'd', 'a', 't', 'a', 'r', 'o', 'u'};
    
    	
    	for(int i=0; i<11; i++) {
    
    		std::cout << name[i];
    	}
    	std::cout << std::endl;
    
    }
    



    char型の文字型配列 nameに文字を格納し、出力するプログラムです。





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